弁護士俵のブログ/ Abogado TAWARA Cristóbal Kojiro

ラテンアメリカの音楽が超好き

10年前から

昨日は久しぶりに大学の時の友達に会いました。最近何してるの?と聞かれて
「入管訴訟に力を入れている」
と答えたら
「俵のすごいところは10年前から同じことを言っていることだ」と言われました。
たしかにその通りで、オーバーステイで何が悪いとか、日本経済を支えてきた外国人の労働者に在留特別許可を出せとか、10年前から言っていました。
「自分の話をするとモテない」という衝撃的な事実を1年くらい前に教えてもらってから、自分の話を人前でもインターネッツでも控えてきたのですが、もう36歳のおっさんだしモテても仕方がありません。

大学の勉強は真面目に頑張ったけどあまり得意ではなくてそっちの方では芽が出ませんでした。
勉強が得意で修士に進んだ友達がうらやましくて、人より秀でたものを自分は大学で得られなかったと落ち込んでいました。

他方で、私は大学生の時に良かったことが3つあります。
ひとつは今の仕事につながる出会いがあったことです。
もうひとつはスペイン語の授業を全力で履修してみたところ、語学の勉強が得意だし大好きだということもわかりました。
昨日はミャンマー語でありがとう及びベンガル語とヒンディーで平和を意味する言葉を覚えました。
気がつけば中国語を勉強して資格を取ってみたり、スペイン語に挫折してポルトガル語に浮気をしてみたり、インド人の友達ができてヒンディーを勉強したり、シンハラ語の教科書を買ってみたりと、語学の教科書や辞書が本棚を埋めるようになりました。
そして、とある方(師匠)にスペイン語の音楽を教えてもらいました。サルサとかポップスがすごく好きになり、今でもずっと好きです。

大学生の時は実感がありませんでした。
だけどもこの10年を振り返ってみると、実は大学生の時に見つけたことに支えてられていたのだとしみじみ思います。

昔の考え方では、ボートを漕ぐように背中の方向に進むことが未来への進み方だと教えてもらったことがあって、今ではそれがしっくりきています。
これから先はどうなるかわからないけれども、その時その時の出会いを大切にして、ボートを漕ぐように進んでいくのだと思います。