弁護士俵のブログ/ Abogado TAWARA Cristóbal Kojiro

ラテンアメリカの音楽が超好き

ジーザスが行方不明

普段お世話になっている先生が紹介されていた、仮放免で生活をされている方のドキュメンタリーを視聴させていただきました。

(ドキュメンタリーのURLを載せたいけどこちらでは省略します)

最後の場面で出演者の方が歌っていらした”There was Jesus”という曲ががとても印象的でした。 私は今年のイースターに洗礼も受けたはいいものの、この仕事をしていて信仰が揺らぎまくっていました。

いったいジーザスはどこで何をやっているんだよと、そんなことを思う日々が続いていました。退去強制令書(日本から出ていかないといけない)が出てしまった方にそれでも私は神に祈っていると言われ、でもそんなこと言われても俺はどうすりゃいいんだよ…と思うこともありました。

しかしこのドキュメンタリーを観させていただいて、考え方が大きく変わりました。 私はこれまで自分の目線でJesusを探していたけど、結局見つからなくてJesusを見失っていました。 でもこの動画の最後で出演者の方が、待ち受けているご自身の未来がどれだけ辛いものであるかに十分に理解されている方が、There was Jesusという曲を歌っておられました。

私には見つけることができなかったJesusを、この方は見つけておられたのです。 自分の信仰の浅はかさを思い知りました。自分の目線で探していたけど見つからなかっただけでJesusはどこに行ったんだよと、勝手に行方不明扱いをしていました。

きっと私の仕事はJesusを見つけた方やJesusと共におられる方に会いに行くことなのだと思いました。 その先で何をするかはその方の声をよく聴くことに尽きるのだと思います。

 

もし教会で信徒説教を頼まれたらこの自分の浅はかさをお話しして、タイトルは「ジーザスが行方不明」にしようと思います。