修習生の間に、興味のある法律の本を読もうと考えています。
目標は100冊です。今日は倒産法について。
まず、この本を読みました。3周くらいしました。
条文が丁寧に引用されていて、とても読みやすかったです。
ざっくりと破産法の体系を知ることができました。
早速脱線しようと考えて、次にこの本を買いました。
著者の方は民法に恨みでもあるのか何なのかわかりませんが、民法にはこれが足りないからダメだ的なことを容赦なく述べておられます。
苦手だった担保物権が楽になりました。受験生の時に読んでいても良かったかも。
そういえば基本書を持っていないことに気が付いて、慌てて山本教授の本を買いました。
上記2冊は破産法だけだったので、山本教授の本で民事再生を勉強しました。破産法との違いは何かを考えながら読むと良さそうです。
で、じゃあ実際どういうスケジュールで仕事をするかのイメージが欲しかったので、この本を買いました。
書式も付いていて、誰にどういうもの(主に紙)を何時出す必要があるのか、などのイメージがつかめました。
倒産法の勉強をはじめた理由ですが、コロナの影響で、今後、破産や民事再生等の話が増えるかもしれないと思ったからです。
自分は今までいわゆる人権のことを考えることが多かったです。選択科目も環境法で、生命や身体が公害によって害される、そういう時はどうするべきか、みたいなことをよく考えていました。
倒産法の勉強を通じて、会社経営者が従業員を食べさせることとか、取引先を守ることとか、そのためには何が最良の手段であるかとか、そうしたことを考えるようになりました。
法律を通して社会の構造を知ることは、ひとつのアプローチとして良いかもしれないと感じています。