弁護士俵のブログ/ Abogado TAWARA Cristóbal Kojiro

ラテンアメリカの音楽が超好き

半年

びゃおです。

弁護士登録をしてからそろそろ6ヶ月になります。

仕事を始める前は「司法試験も受かってるし実務とか楽勝でしょ六法に全部書いてあるし」などと思っていましたが全然そんなことはありませんでした。

戸籍←わからない

住民票←わからない

契約書←わからない

警察に行くときの持ち物←わからない

裁判所に提出する書類←わからない

(以下エンドレス)

わからないことは調べてそれでもわからなければ人に聞くを繰り返していたらだんだんと、

○このへんはお客さんから聞き取らないとわからないから調べなくてもいいとか

○ここまで調べてもわからなかったら先輩に聞いてみてもよいとか

○先輩このタイミングだったらサクッと聞けそうとか

などの塩梅がわかるようになってきました。

わかるようになってきて時間に余裕もできてきました。

あと負荷が高い仕事が何であるか、要するにとにかく迅速に動かないといけないし頭をめっちゃ使うしそのへんの本に書いてないことだらけの刑事事件とかなんですが、もわかるようになってストレスとの向き合い方も身につきました。

これまでに担当した仕事は思いつく限りで

○某国政府に損害賠償請求

ブロックチェーンの契約書作成

○難民申請

○ビザ関係のご相談

○判決文をスペイン語に翻訳

○法律相談を英語で通訳

○仮処分決定の英訳

英語圏の方の認知請求

○離婚、遺産分割、相続放棄

○建物明渡請求の裁判

社会福祉まわりのご相談

○刑事事件3件(裁判含む)

○資金決済法関係のビジネスモデル検討

○自己破産

○国籍法についてのシンポジウムの準備

電子署名法についてのリサーチ

などです。

半年で多くの経験をしました。

これらは私にしてみれば私の経験ではありますが、当事者の方にしてみれば人生に一度しかないであろう、人によっては思い出したくもない経験かもしれません。

果たして自分の手柄のように語って良いのでしょうか。

ひとつ言えることは、私は責任をもって取り組みました。ベストを尽くしました。

依頼者の皆さんが私に対して弁護士として成長してもらいたい、いつかまた頼みたい、そう思っていただけるように仕事をしてきました。

だからきっと過去を振り返り、それらを自分の経験として語る資格があると思います。

逆にひとつひとつの案件に責任をもてなくなったら弁護士の仕事を語る資格を失うのだと思います。

仕事に少し余裕ができてきたのでぼちぼちスペイン語とかポルトガル語を使った仕事に手を広げたい。とはいえ中国語の方がかっこいいし好きなので中国語を使った仕事をしたいとも思っています。あと留学もしたい。